募集馬
タオヤカの2022
レディトゥランの2022
初仔ですのでやや小ぶりですが、この馬の出来の良さを見て2022年、2023年と連続してノーブルミッションを種付けし、来年もノーブルミッションとの配合を当然想定しています。本馬はノーブルミッション(=フランケル)の配合の基本を押さえながら、ビッグレースでの活躍を意識してAllegretta5×4の牝馬クロスを意図的に配合しました。Allegrettaは「凱旋門賞を制した名牝Urban Seaの母」「仏ダービー馬Anabaa Blueの祖母」として知られる名牝です。
2021年、2022年凱旋門賞馬Torquator Tasso(父Adlerflug)、2023年仏ダービー馬Ace Impact(父Cracksman)もこのAllegrettaの牝馬クロスを持っています。次に、Sadler‘s WellsとNureyevの欧州ニックスも持っていますから評価の高いSpecialの牝馬クロスを備えています。このニックスはエルコンドルパサーの配合で日本でも良く知られていますが、凱旋門賞で勝負するなら必須条件の配合だと思っています。3点目にHis Majestyと Grausterkの全兄弟クロスも持っています。これら3つは底力に定評のあるクロスです。ここに加えて本馬は牝系がウインドインハーヘアですからディープインパクトと同じファミリーです。
レグルドールの2022
Northern Dancerクロスは主要血脈の継続クロスを施し、Mr. Prospectorも主要血脈の継続クロスを施し、この2つをNative Dancerを介して直結してあります。クラシックディスタンスに対応できるスピード配合を意識してあります。フランケルもノーブルミッションもMr. Prospectorクロスを作るだけで自動的に2代3代継続される形になっているのでスピード豊かな産駒を出しているのだと思っています。
本馬は母レグルドールの最後の仔になってしまいましたので、売却する事はできずオーナーズ募集という形で共有していただける方を募集します。馬の出来は同期と比べても抜けた存在だと思っています。配合、種馬、実馬の出来…どこを取っても自信がありますので、2024年はこの馬で競馬関係者をあっと言わせようと思っています。新馬戦は短距離でおろすのではなく、芝のマイルから1800mをイメージしています。
アニムス の2022
母アニムスはファインモーション(JRA最優秀3歳牝馬)、ピルサドスキー(BCターフ、ジャパンカップ)、タムロチェリー(阪神ジュベナイルフィリーズ)を輩出する名牝系の出身です。父タワーオブロンドンはマイルから2000mで走ればクラシックディスタンスでもいける種牡馬だと睨んでいます。
本馬の配合は、グランデレーシング代表衣斐が考えるチャンピオン配合です。サラブレにも何度かコラムを書いた通り、現代競馬に必要なNorthern Dancerの系統ぐるみのクロス、Mr. Prospector、Mill Reefの主要血脈を全て網羅する配合です。特にMill Reefの主要血脈が強い所はかなりレアな配合で、中長距離で一発長打を狙えるクラシック配合です。今まで見たことのないスケールの馬体を持ち、いい仕事をすると思います。本馬は500kgを超える大型馬になると思います。
母タオヤカは弊社育成馬でした。2018年北海道トレーニングセールで11.63-10.79という、牝馬では出色の好タイムを披露した高素質馬でした。配合に工夫を加えれば母を超える馬の誕生も不可能ではないと考えて繁殖入りさせ、産駒2頭目にして納得の産駒が得られました。ボリューム十分のトモ、発達の良い飛節、牝馬らしい気品が備わっていると思います。
ロゴタイプを配合する事で、サンデーサイレンスのその父ヘイロー、その父ヘイルトゥリーズン、その父ターントゥの4代の密度の濃い継続クロスをさせてあります。私が重要視している3つの血のうち2つ(Northern Dancer、Mill Reef)の血を入念に漏らさずクロスさせることでG1安田記念を勝利したソングラインに匹敵する妙味ある配合です。ただのスプリンターというよりは中距離で先行して持ち味を発揮する配合だと思っています。